人類が進化の過程で二本足歩行を実現するようになった時から、腰痛の悩みを抱えることになった。
四本足で歩く動物の場合は、体の重みが四つの足にバランスよく分散される。
なので、腰に不必要な負荷がかかってしまう心配がない。
しかし、二本足歩行をする人間の場合は、上半身の重さ全てが腰一点に集約されてしまうことになる。上半身を動かすたびにその負荷が腰に加わることになるので、長く使い続けていれば腰が悲鳴をあげるようになる。
また、歩いたり走ったりすることによって起こる衝撃も全て腰が受け止めることになるので、腰が担わされている負担の量は相当なものである。その結果、重い腰痛を抱えるようになる人が非常に多い。
腰痛を治療する目的で整形外科を受診した場合、まず最初にレントゲン検査を受けることになる。
そのレントゲンの所見で異常が発見された場合には、その異常を治す治療が施されることになるわけだが、実際にはこれといった原因が特定されないケースが多い。
しかし、患者が痛みを感じていることは事実なので、痛み止めの注射を打ったり、鎮痛剤や血流促進剤、シップ剤などを処方されることになる。
それらに加えて、腰を牽引したり電気をかけられたりするケースが多いが、いかんせんいずれの治療も対症療法に過ぎないので、完治を望むことが難しい。
実際のところ、何年間も通院し続けても全然症状が改善されないというケースが多く、最終的な治療法として医師から手術を勧められるケースが少なくない。しかし、手術を受ける決心など、簡単にできるものではない。
手術を受けるということになれば、しばらくの間は入院生活を与儀なくされる。仕事や家庭の都合で入院することなどできないという人が、実際にかなりたくさんいる。これがガンなどの生命に関わるような疾患であれば、仕事や家庭の都合などと言っていられるような余裕はない。全く躊躇せずにすぐに入院手続きを取る人が大半である。
でも、腰痛が直接的な原因となって死ぬようなことはまずないから、簡単に手術してみる気にはなれない。また、手術にはリスクも存在しているので、迷ってしまうのが当然である。
千葉県内に住んでいる人が、腰痛が長引いて整形外科の医師から手術を勧められているという場合には、整体院を受診してみるという選択肢もある。
整体院では、腰痛は骨そのものの異常からではなく、骨格の歪みやねじれ、ズレなどが原因となって発生するという考え方を採用している。
骨が本来あるべき位置からズレてしまうと、そのズレをカバーするために周辺組織に余計な負担がかかるようになり痛みが発生すると考えるのである。
なので、まずズレた骨を正しく修正するという治療が施されるのだが、これで頑固な腰痛が治ってしまうケースが想像以上に多い。