志々雄スーツとは、藤原竜也さん演じる志々雄真実の衣装のことです。
志々雄は剣心の後継者となった影の人斬り役です。維新後、明治政府に裏切られ、全身を焼かれた恨みを持っています。映画のシーンでは、仲間だと思っていた人たちにめっためったに斬られ、焼かれるのです。なぜそれで生きてる?えっ、ありえませんよね?と、どうしても受け入れられない私は、映画に入り込めない・・・。全身包帯でぐるぐる巻きで、見えている目と口も焼け爛れているのです。特殊メーク?これはお面らしいのですが、衣装もすごいです。
その衣装「志々雄スーツ」は、スタッフの強いこだわりがあったそうです。包帯の色、汚れやダメージの具合、着物の着こなし方など、通常の衣装合わせの5倍くらい時間がかかっているそうです。最終段階の形に持っていけたのは、藤原竜也さんがクランクインして一週間くらい経ってからだそうです。
藤原竜也さんがインタビューで語っていました。
「今ふり返ると、あの衣装でよく立ち回りをやったなって思います。黄金の着物を着て火の中で立ち回るというのは、迫力があると思います。それにしても、志々雄スーツってほんとに大変なんですよ。まず、耳が聞こえなくて、視界も狭くて、暑いから気持ちも落ち込んでくるし、トイレにも行けない、ご飯も食べられない、歯みがきもできない。・・・・・・ほんとに大変なんです、あの志々雄スーツ(笑)。」
こだわり抜いた衣装だからこそ、そこに体を入れることでスーっと役に入りこめたようです。
これから観られる方は、志々雄スーツにも注目してくださいね。
私も9/13公開の「るろうに剣心 伝説の最期編」を楽しみにしています。
LOVE&PEACE
きりとおし ようこ