臓器の活動リズムをみてみると、お昼時も朝と同様、肝臓の代謝機能は高まったままです。ですので、ランチでは、たんぱく質をメインに摂りましょう。赤身肉や鶏肉、あるいは魚から良質のたんぱく質を摂取することができます。また、効率のよいエネルギー燃焼のために、少量の炭水化物も必要です。250グラム程度の野菜もしっかり食べてください。
臓器の活動リズムに合わせて食べる「リズム食べ」をはじめるた当初は、空腹を感じる場合があるでしょう。そのようなときは、少量のオリーブオイルを摂ることをおすすめします。オリーブオイルは、エキストラバージン・オリーブオイルを選びましょう。オリーブオイルは、抗酸化成分が多く含まれています。体脂肪を燃やすのを助けてくれます。また、腸の働きを活発にして、便秘を防ぐ効果もあります。
*エキストラバージン・オリーブオイル:一番搾りの未精製オリーブオイル。低温圧搾法で作られ、化学的なものはゼロ。オリーブオイルのなかで、一番クオリティが高く、抗酸化物質、ポリフェノール、ビタミンEの含有量が最も高い。生で使うのがベスト。低温なら調理に使っても可。
ダイエットには油を抜かなくては、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。それは間違いのようです。良質の油を摂ることで脂肪も燃えます。
たんぱく質も脂肪燃焼にはかかせない栄養素です。たんぱく質は、体の中で大切な役割をたくさん担っています。そのうちのひとつとして、グルカゴンというホルモンの生産を促しています。グルカドンは、蓄えられていた脂肪を血中に放出させて、エネルギーとして使える状態にして、体脂肪の燃焼を促します。ですので、たんぱく質をしっかり摂ることで脂肪が燃焼し、ダイエットもできる、というわけです。
つづく
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