タンパク質は、
私たちの体を作るために必要な栄養素の一つです。肉や魚、卵、大豆製品、乳製品などに多く含まれています。
一方、下痢とは、
腸内での便の排出が速くなり、便の量が多くなる状態のことです。下痢になる原因はさまざまですが、感染症やストレス、食べ物の摂りすぎ、薬の副作用などが原因になることがあります。
タンパク質不足になると
消化器官で栄養素が上手に吸収されなくなり、下痢になることがあります。タンパク質は私たちの体を作るために必要な栄養素の1つであり、不足すると腸内のバランスが崩れ、下痢を引き起こす原因となることがあります。また、タンパク質不足によって、腸内細菌のバランスが崩れることもあり、下痢を引き起こす可能性があります。適切な量のタンパク質を摂取することで、腸内環境を整え、下痢を防ぐことができます。
【一般的な成人の適切なタンパク質摂取量は】
標準体重(身長m×身長m×22で算出)1kgあたり、1.0~1.2g/日といわれています。
例えば、標準体重が50kgの人の場合、1日50g程度のタンパク質摂取が目安になります。
【タンパク質の含有量】
▪肉類(100gあたりタンパク質含有量)
生ハム(24.0g)、鶏ささみ(23.0g)、ローストビーフ(21.7g)、牛もも肉(21.2g)、豚ロース(19.3g)、鶏砂肝(18.3g)、ロースハム(16.5g)、ウインナー(13.2g)となっています。
▪魚介類(100gあたりタンパク質含有量)
イワシ丸干し(32.8g)、いくら(32.6g)、焼きたらこ(28.3g)、するめ(69.2g)、かにかまぼこ(12.1g)、魚肉ソーセージ(11.5g)などがあります。
▪卵類(100gあたりタンパク質含有量)
卵黄(16.5g)、ピータン(13.7g)、ゆで卵(12.9g)、ウズラ卵生(12.6g)、生卵(12.3g)、ポーチドエッグ(12.3g)、卵白(11.3g)、ウズラ卵水煮缶(11.0g)です。
▪大豆製品(100gあたりタンパク質含有量)
きな粉(35.5g)、油揚げ(18.6g)、納豆(16.5g)、がんもどき(15.3g)、厚揚げ(10.7g)、こしあん(9.8g)、豆腐(6.6g)、豆乳(3.6g)となっています。
▪乳製品(100gあたりタンパク質含有量)
パルメザンチーズ(44.0g)、脱脂粉乳(34.0g)、プロセスチーズ(22.7g)、カマンベールチーズ(19.1g)、クリームチーズ(8.2g)、植物性生クリーム(6.8g)、ヨーグルト(4.3g)、牛乳(3.3g)です。ただ乳製品は各商品によりタンパク質含有量に差がありますので成分表記で確認しましょう。
(文部科学省 食品成分データベース参照)
タンパク質50gを摂取するためには、
以下のような食品を食べると摂取できます。
鶏胸肉 : 約130g
牛肉 : 約90g
豆腐 : 約270g
鮭 : 約190g
卵 : 約4個分(大きめの卵)
例えば、鶏胸肉を食べる場合は、約130gの鶏胸肉を調理して食べることで、タンパク質50gを摂取することができます。
牛肉や豆腐、鮭、卵でも同様に、上記の量を摂取することでタンパク質50gを摂取することができます。
ただし、これはあくまで目安であり、個人の身体状況や運動量、目的によって必要なタンパク質の量は異なります。
タンパク質だけを意識して大量に摂取するのではなく、バランスの良い食事を心がけることが望ましいです。
重度の下痢がある場合、自己判断で対処することは避け、専門の施術者に相談して内臓整体などの適切な施術を受けることをオススメいたします。