アトラスとは第一頚椎のことです。
「ギリシャ・ローマの神話がよくわかる本」を読んでいましたら、天空を支える巨人〔アトラス〕の話が載っていました。
アトラスはティタン神族のイアペストとオアケノスの娘クリュメネとの間に生まれました。ゼウスたちとテイタン神族の戦いであるティタノマキアの際はクロノス側にたって戦うが敗れ、罰として世界の西の果てで蒼穹を支える役を課せられました。
アトラスは蒼穹を背負いつづけました。ここから大事なものを支える存在をアトラスと呼ぶ習慣が生まれました。
たとえば、頭蓋骨を支える第一頚椎はアトラスと呼ばれています。
また米国のアトラス航空やスウェーデンの企業アトラスコプコ、あるいは日産自動車が販売するトラックのように、現代では企業名や商品名としても好んで使われています。さらには蒼穹を背負う形状から、東南アジア島しょ部に生息するカブトムシにもアトラスの名が冠せられています。
頭蓋骨を支えるアトラス(第一頚椎)は、前にずれやすいです。あごをあげている姿勢でずれることもあるでしょう。アトラスがずれることが原因で神経圧迫が起きることでさまざまな症状がでることが考えられます。頭痛、片頭痛、めまい、耳鳴り、顎関節症、頻脈、動悸、甲状腺機能亢進など、おもに副交感神経の問題に関わることが多いように思います。
なにか思い当たることやお困りのことがございましたら、「すこやかBB腰痛整体」にいらして施術を受けてみてください。長年のつらさから解放されるかもしれません。
場合により「C3000 コンピューターサーモグラフィー」によって脊椎の左右を測定します。測定することで、交感神経の圧迫による症状かあるいは副交感神経による圧迫による症状かを判断することが可能になります。
ご自身のからだの状態を把握することはとても大切なことと思われます。
元気に過ごせるようにお手伝いさせてくださいね。
LOVE&PEACE
きりとおし ようこ