スポーツをしていて体の不調が起きることは珍しくありません。
坐骨神経は体の中で一番太くて長い末梢神経で、腰からつま先まで伸びています。この神経が圧迫されるなど刺激があると、腰や尻、太ももやふくらはぎ、足の先などに電気が走るような鋭い痛みや、しびれるような感覚、強く張っているような感じがします。このような症状のことを坐骨神経痛と言います。
スポーツが原因の坐骨神経痛は、変形性腰椎症と呼ばれ、腰椎の形が変形したために神経を圧迫して腰の痛みや足のしびれなどの症状が起こります。同じ姿勢を長時間続けたり運動で腰に過度の負担をかけることなどが原因です。特にサッカーや野球など下半身を含めた全身運動スポーツでは、発症すると練習を続けることが難しくなります。
坐骨神経痛を改善するためには、安静にして激しい運動を避ける必要があるからです。足が激しく痛む、少し歩くと歩けない、お尻にいつも痛みやしびれを感じる、体を動かすと足の痛みが激しくなるなど、下半身に様々な異常を感じます。腰痛や坐骨神経痛の予防には、予防体操とストレッチが効果的です。ラジオ体操にある足を広げて腰を回す運動や、前屈運動、片足上げ運動などが効果的です。運動の前後には入念にストレッチをして体の負荷を和らげましょう。
予防はもちろん、痛みやしびれ、違和感など症状が出た場合は悪化する前に速やかに病院での診断が必要です。悪化すると歩行が困難になる、座っていられなくなるといった重篤な症状へ進行する可能性があります。症状が出ている時点からのストレッチや腰痛体操は自己判断では行わずに、医師の承諾を得てから実行した方が良いでしょう。特に整体院での治療が効果的です。
千葉市にはもちろん、全国各地にスポーツ障害に対応した整体院はあります。運動部の練習は毎日のことが多いです。しかしサッカーなど運動が原因の場合、どこかで体を休めないと完全には治りません。大会が控えているので無理にでもできる範囲の練習をしつつ治療するのか、練習を休んで治療とリハビリに専念するのかなど、医師との治療方針の相談も必要です。具体的に何の練習がいけないのか、どこまで治ったら姿勢の制限なく動かせるのか、練習による負担をどの程度戻していくのかなどを的確に判断していかなくてはなりません。
自覚のある痛みや体のゆがみ、正しく動くか体の反応をみながら、負担のかからないように復帰するまで知識のある専門医のアドバイスが必要です。