デスクワーク、食事、車や電車での移動、はたまた映画を見たりなど、個人差はあれどあらゆる場面で「座る」という動作を誰もが行います。
とある統計では、人間は、平均で1日6.5時間座っているというデータがあるそうです。
人によっては、もっと座る時間が長いという人もいると思いますが、仮に一生を70年とすると、6.5時間×365日×80年=166,075時間。1日は24時間なので、1年は24時間×365日で8,760時間。
で、計算してみると…「約19年間」座っているという計算になります。
よく、一生のうちで寝ている時間は…なんて話がありますが、座っている時間というのも、改めて考えてみると随分長いのです…。
そう考えると、座っている時の姿勢が大切だというのもうなづける話だと思います。
でも、普段の生活で特に意識もせずに長時間いい姿勢で座っていることは簡単ではありません。
私自身も、疲れていれば疲れているほど、つい、だらんとして姿勢で座ってしまいます…。
人によっては、足を組んだり、膝をぱかっと開いていたり…つい悪いクセが出てしまいます。
すこやかに来院された方は体験されていると思いますが、骨盤矯正によって筋肉が緩んだり、身体が楽になったり、それこそ、ぎっくり腰になってばじめて骨盤の大切さに気づかされます。
治療院に行くと、どこへ行っても大抵は「骨盤は重要」ということを言われるのではないかと思います。
骨盤に歪みがなく正常という方は、あくまで感覚ですが、ほとんどいらっしゃらないと思います。
座り方にほんの少し気をつけるだけで、あれ?と変化を感じる方も多いと思います。しかし、これまでの座り方の習慣を意識して変えるというのは、以外に難しいのです。
ポイントの一つは、坐骨(座った時に椅子にあたるお尻の骨)を意識して「骨盤を立てる」ことです。
次回またそのポイントについて書きたいと思います。