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黄体機能不全と不妊症の関係

1.黄体機能不全とは
黄体機能不全とは、女性ホルモンの一つである「黄体ホルモン」を分泌する「黄体」がうまく機能していない状態です。
黄体ホルモンの分泌が少ないと、着床しにくくなったり、排卵障害をおこしたりします。
黄体機能不全になると基礎体温の高温期が短くなったり、高温期の体温が低くなるという特徴が見られます。
2.黄体ホルモンのはたらき
黄体ホルモン(プロゲステロン)は女性ホルモンの一つです。
黄体は、黄体形成ホルモンの刺激を受け、黄体ホルモンを分泌します。
黄体ホルモンには、妊娠しやすい体にする役割があります。
・子宮内膜を分厚く・やわらかくする
・子宮の収縮を防ぐ
・体温を上げる
3.原因
黄体機能不全の原因は、現在はまだはっきりとはわかっていません。
ですが、3つの理由が考えられています。
①卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量の低下
脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量が減ると、卵胞や黄体の発育が悪くなります。
卵胞刺激ホルモン(FSH)は卵胞の質を良いものにし、卵子の成熟を助けるホルモンです。
②黄体形成ホルモン(LH)の分泌量の低下
黄体形成ホルモン(LH)は排卵の前に大量に分泌され、排卵を促します。この現象は、「LHサージ」とよばれています。黄体形成ホルモン(LH)の分泌量が減ると、LHサージが不完全となり、黄体の発育が悪くなります。
また、黄体形成ホルモン(LH)の分泌が少ないことで、LHサージが起こらなくなることもあります。すると、無排卵になってしまいます。
③子宮内膜の感受性の悪さ
通常、黄体ホルモンが分泌されると子宮内膜は分厚くなるのですが、子宮内膜の反応が悪いと黄体ホルモンが正常に分泌されていても、正常に反応せず、分厚くならなくなってしまいます。
④高プロラクチン血症や多嚢胞性卵巣症候群などの疾患
上記ような疾患があると、ホルモンの分泌が妨げられてしまいます。
4.症状
黄体機能不全は、痛みなどの自覚しやすい症状がないため、見逃されやすいといわれています。
<主な症状>
・月経不順
・不正出血
・月経前の症状がなくなる
・不妊症・不育症
5.妊娠への影響
妊娠を助ける役割である黄体ホルモンの分泌がうまくいかないと、
・卵子を十分に成熟させることがきない
・排卵がしにくい
・受精卵が着床しにくい
などといった状態になりやすいため、不妊症の原因になります。
また、子宮内膜がはがれやすいので、着床しても流産しやすくなってしまいます。
黄体機能不全は、不妊や不育症の原因となりますが、高温期が短い状態で妊娠できた方もいるようです。
また治療を行えば妊娠できるようになることもあります。
少しでも気になることがあれば、病院を受診しましょう。早期発見・早期治療が大切です。
6.病院(産婦人科)での検査方法と治療法
■検査方法
①問診
基礎体温表を参考に、生理中の状態や生理周期などを聞かれます。
②血液検査
血中の黄体ホルモンの値が正常かを確認します。「ホルモン検査」ともよばれています。
一般的に排卵日から1週間後に行われます。
黄体ホルモンの数値が10ng/ml未満だと黄体機能不全の可能性があります。
③子宮内膜日付診
高温期の中間頃に子宮内膜の一部を切り取って細胞の発育状況を調べます。
④膣内エコー検査
子宮内膜症や、子宮筋腫などの疾患がないか、調べます。
■治療方法
黄体機能不全の治療は、黄体ホルモンを増やすこと・排卵を正常にすることをしていきます。
●排卵誘発剤の投与
排卵前は、排卵誘発剤を使用します。
ただし個人差はありますが、排卵誘発剤には副作用もあるので、医師と相談の上、治療を行いましょう。
●黄体ホルモンを増やす
排卵期や排卵後は、子宮内膜を発育・維持するために、黄体ホルモンを増やす治療をします。
黄体期に「ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)」を投与して、黄体を刺激したり、黄体ホルモンを直接投与したりします。
ただし、これらも副作用がでることがあるようです。
●その他
副作用がつらい場合などは、漢方を用いることもあります。
7.日常生活で気をつけること
黄体機能不全を防ぐには、生活習慣の見直しも必要です。
・ストレスの溜めすぎはホルモンバランスの乱れにつながります。
・血流を良くしましょう。
・体を冷やさないようにしましょう。
・栄養のバランスがとれた食事をしましょう。特に、ビタミンEは、黄体ホルモンを増加させる働きがあるといわれています。
<ビタミンEを多く含んでいる食品>
アーモンド・オリーブオイル・いくら・ほうれん草など
※ビタミンEの過剰摂取は骨粗しょう症のリスクが高まるといわれていますので、過剰摂取には気をつけましょう。
・基礎体温表をつける
黄体機能不全は「高温期が短くなり、高温期の体温が低くなる」という特徴がありますので、基礎体温表をつけていると、黄体機能不全などの異常に早く気づくことができます。

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