妊娠・出産と言えば、女性にとっては一大イベントである。
大変おめでたくもあり嬉しい反面、女性の体や生活スタイルには大変な変化が訪れることになる。
妊娠の喜びもつかの間、程度に差はあれど、大半の人がつわりに襲われることになる。重いものでは水も飲めないようになることもある。
また、それほど重くない場合は、つわりを持った状態で育児や家事、仕事までもこなさなければならない場合も多い。体の栄養は胎児に持っていかれるため、貧血になることもある。
そうしているうちに、胎児はどんどん成長するため、お腹が目立ってくるようになる。
大きくなればなるほど体は動かしにくくなる。運動も行えないため、体力や筋力は衰えがちである。
また、腹筋を使うことが出来ない上に股関節の屈曲が制限されることで腰部に負担をかける姿勢を取りがちである。
さらに、出産によって骨盤は最大限に開かれることになる。出産後の生活は、二時間おきの授乳や搾乳、おむつ交換、沐浴、抱っこ等の重労働が満載である。
さらに、兄弟姉妹等の育児や家族の食事の世話や家事全般を行う場合もある。こうなると忙しさで自分の体は二の次になってしまう。開いたままの骨盤をそのままで放置してしまうと、いわゆる安産体型と言われるような大きなお尻になってしまうものである。
また、筋肉がつきにくく、たるみきったお腹になることも知られている。
最近のスキニーパンツブームで、出産後の骨盤矯正が重要であることが一般的に認識されるようになってきている。
ママ向けの雑誌で多くのママタレントが活躍していることからもわかるように、出産後もオシャレできれいなママでいたいと思う女性がかなり増えてきている。つまり美意識の高まりも要因の一つである。
腰椎ベルトを出産後から使用することが常識化しているが、出来れば自己流ではなく、第三者の客観的評価を元にした専門的な骨盤矯正を整体で行うことが最も望ましい方法である。
千葉では、このような出産後の女性の骨盤矯正に力を入れている整体院が、当院も含めいくつもある。
妊娠中からも施術は可能なため、余裕のある安定期から自分に合った整体院を見つけておくと、慌てないで済むようになる。
整体院での施術は自費診療であることから、料金を心配して受診をためらう人も数多いのが事実であるが、病気でもないので、もちろん、保険対象外になる。予防もしっかり教えてくれるところもあるので、そのようにサポートもしっかりしてくれる整体院なら利用してみることをおススメしたい。
当たり前のようだが、体はたった一つである。生まれてくる子供を守り、支えていくという大仕事に備えて、柱となるその体を基礎から立て直すという考えを持つことも重要である。