お彼岸入りになり、お墓参りに行くとどこか妖しげな「彼岸花」を目にします。
不思議とお寺さんでしか目にしない花のような気がします。
それも一箇所に集中して咲いてませんか?
一年を通して秋のお彼岸の時期になると見かけます。
彼岸花は別名「曼珠沙華」と言います。
「曼珠沙華(まんじゅしゃげ/かんじゅしゃか)」は、
サンスクリット語で天界に咲く花という意味。
おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ています。
「子供の頃、彼岸花を見ると足がすくむほど怖かった」「何だか不気味」という人もいれば、「あの妖艶さが好き」「この花を見ると癒される」という人もいます。
花言葉は、「情熱」「悲しい思い出」「独立」「再会」「あきらめ」。
お彼岸に咲き、土葬をモグラや野ネズミなどから守る意味もあって墓地などによく植えられているため、
「死人花(しびとばな)」「地獄花(じごくばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」のようなちょっと怖い呼び名もついています。
彼岸花にはアルカロイドという毒があるため、
「毒花(どくばな)」「痺れ花(しびればな)」などと呼ばれています。
田舎のほうに行くと田んぼやあぜ道に咲いていること多いです。
これはネズミやモグラ避けのために植えてあるようです。
小さいころ、子供同士の怖い話を出し合った時、
ひとりの子が「ねぇ、なんで彼岸花って土手やお墓に咲いてるかわかる?」
確かに彼岸花って、学校の花壇にも咲いてないし、
切花としても売ってるのは見たことないし、
遠足で山を登った時「きれいだなぁー」と思って摘んで家に持って帰って来たら、
母親に「縁起でもない!!!!」と怒られた事があったなぁ・・・と。。。
彼岸花が咲いているその下には死体があるらしく、
その血で赤く妖艶な姿を見せているらしいですよ。。。。。
あくまでも子供の怪談話ですけどね(笑)