本日は世界骨粗鬆症デーです。国際骨粗鬆症財団(IOF)によって制定されました。
骨粗鬆症とは、骨の量が減少したり、骨の質が悪くなったりすることで、骨が弱くなり、骨折しやすくなっている状態、または骨折をしてしまった状態のことです。
つまり骨がスカスカになり、脆くなってしまった状態です。
長年の生活習慣が原因となりますので、今では生活習慣病の一つと考えられています。
骨粗鬆症を予防するにはどうしたらいいのでしょうか?
◆バランスの良い食事を!
骨といえばカルシウム・・・といって、カルシウムだけを気をつけていてもダメです!
カルシウムももちろんですが、骨に関わる栄養素は多いので、バランスの良い食事を心がけることが基本です!
日本人はカルシウムが不足しがちなので、カルシウムを多く含む食品を摂取しましょう。
また、効率よくカルシウムを摂取するために、カルシウムの吸収を助ける栄養素も一緒にとるとよいですね。
●カルシウムを多く含む食材
・乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)、豆腐、小魚、小松菜など・・・
●吸収を助ける栄養素
ビタミンD:魚介類、干ししいたけなど
ビタミンK:納豆、ほうれん草など
骨質をよくするためにはコラーゲンの劣化を防ぐ事が重要です。
そのために有効とされる栄養素は、
・ビタミンB6:レバー、マグロの赤身、にんにくなど
・ビタミンB12:サンマ、貝類など
・葉酸:のり、緑茶など
です。
これらも合わせて取るようにするとよいでしょう。
◆運動
骨を丈夫にするためには、骨を刺激する運動が大切になります。
運動で骨が刺激されると、骨をつくる細胞が活性化して、カルシウムが骨に沈着しやすくなるのです。
また、運動によって、筋力がアップし、バランスも良くなると、転びにくくなり、骨折の予防にもなります。
激しい運動でなくても、ウォーキングや、日々の家事で動くことでも十分です。
そのほか、日光浴も良いといわれています。
日光を浴びる事で、カルシウムの吸収を浴するビタミンDが作られます。
夏なら木陰で30分、冬は1時間程度、外で日に当たるだけでも十分だそうです。