大晦日の夜、縁起を担いで食べる「年越しそば」は日本の風物詩ですね。
年越しそばが定着したのは、江戸時代からだそうです。
なぜ大晦日の夜に蕎麦を食する様になったのでしょうか。
諸説あるようです。
☆細く長く伸びる蕎麦は「延命長寿」の演技を担ぐ意味。
☆そば粉は散らかった金粉を集めるために使っていたことから、
「金を集める縁起物」と言われ、新年の金運のために食される様になった。
☆蕎麦は他の麺類より切れやすいので、災厄を切り捨てて新しい年を迎えるため。
☆蕎麦は雨や風に打たれても、日光を再び浴びると元気なる。
そのため健康の縁起を担ぐ意味で食べる。
☆蕎麦は五臓の取ると信じられていることから大晦日に食べるようになった。
☆蕎麦は切れやすいので、一年の苦労や借金を切り捨て、翌年に持ち越さないため。
☆家族の縁が長く続くため。
また全国各地、それぞれの年越しそばの風習があるようです。
・福島県・会津地方では、元旦に蕎麦を食べる。
・新潟県では、小正月の前日1月14日に食べる。
・沖縄県では、沖縄そばを食べる人が多い。
我が家では、ごく普通に冷たいざるそばを用意し、
食べたい時に適当に食べられるように用意しておきます。
そして千切りにしてさっと茹でた大根を山盛りに用意します。
大根とお蕎麦を一緒に食べます。
私の実家では当たり前の大晦日の光景ですが、
主人は「何これ?どうやって食べるの?」と不思議がっていました。
私も「なぜ大晦日の年越し蕎麦の時だけ、茹でた大根があるんだろう」と
不思議に思っていました。
ようやく先日実家の母に聞いてみました。
母「私もよくわからない。嫁に来たらおばあちゃんがそうしてから、
そういうもんだと思って出してた」
謎ですが、さっぱりと美味しいですよ☆