前回、「はいからさんが通る」の主な登場人物を紹介させて頂き、
いよいよストーリー編に突入致します!!
時は大正時代。
花村紅緒は生まれながらのじゃじゃ馬娘で、いつか自立した婦人になる!!とハイカラさんな17歳の少女。
ある日、紅緒に縁談の話が舞い込む。
お相手は華族、伊集院家の一人息子であり美形の伊集院忍。
紅緒は親の決めた縁談が気に食わないでいる。
一度は逃げ出した紅緒だが、紆余曲折の末、伊集院家に行儀見習いとして住むことになる。
しかし紅緒はあの手この手を使い、本来のじゃじゃ馬気質は発揮し、
忍から断られるように伊集院家で大騒ぎを起こす。
しかし逆に忍は堅すぎる伊集院家の家風を変えてくれる紅緒を受け入れる。
やがて紅緒も忍に惹かれて行く。
ある日、紅緒は酒場で酔って暴れた。
その酒場にいた忍の上官・印念大佐に喧嘩を売り、怨みを買ってしまう。
時は第一次世界大戦。
忍は印念大佐の命令により、シベリアに送られてしまい、消息を絶ってしまう。
紅緒は自分の心には忍がいることを自覚し、まだ結婚していないにも関わらず、
伊集院家にこのまま留まる決意をする。
しかい跡継ぎを失った伊集院家は家計が傾き始める。
紅緒は勤め先を探し、小さな出版社「冗談社」の門を叩く。
冗談社の編集長の青江冬星は大の女嫌いで有名。
女性離れした紅緒を気に入り、紅緒を冗談社の社員として採用する。
そして紅緒は女記者として活動する。
取材で満州に訪れた紅緒。
そこで元日本軍の兵士で忍の部下だったという馬賊の頭、鬼島森吾に出会う。
鬼島の口から忍の事を聞き、やはり忍の生存は絶望的だった。