本日は冬至です。昼の時間が一年で最も短い日です。
今年の冬至は、いつもの冬至とはちょっと違うそうです。今年は、新月と冬至が重なる年で、「朔旦冬至(さくたんとうじ)」と呼ばれる特別な冬至です。朔旦冬至は19年ぶりだそうです。次回の朔旦冬至は2052年、なんと38年後です。
冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています。『運盛り』 といって縁起をかついでいたそうです。運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあります。
冬至というとかぼちゃですね。かぼちゃは漢字で書くと「南瓜(なんきん)」なので、運盛りのひとつであり、また陰(北)から陽(南)へ向かうことを意味しているそうです。
また、かぼちゃはビタミンAやカロチンなどの栄養が豊富なので、風邪予防などにも効果的です。本来かぼちゃの旬は夏なのですが、長期保存が効くので、冬に栄養をとるための昔の人の知恵でもあります。
ほかの冬至の行事としては柚子湯がありますね。
柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」の語呂合わせだそうです。もともとは運を呼びこむ前の厄払いの禊でもあるそうです。柚子は冬が旬ですので香りが良いですね。強い香りは邪気祓いのような考えもあるそうです。
柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体が温まるので風邪予防の効果や、クエン酸やビタミンCによる美肌効果も期待できます。
寒い冬、師走の忙しい時期ですから、ゆっくりとお風呂であたたまると、リラックスできますね。柚子の香りでよりリラックス効果高まります。
ただし肌に刺激がある場合もありますので、特に肌が敏感な方やお子様はご注意ください。